令和の青

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2012年01月29日

出席番号順

出席番号順

年明けの3連休、友達がクラブでイベントをするということで遊びに行くことに。
陽一と地元駅で待ち合わせ、友達のEちゃん、Aちゃんと西麻布elevenで合流。ちょうど日付が変わるころフロアへ。

文字通り体にまで響くビート、空腹の胃に流し込んだレッドブル・テキーラにまわる酔い。DJブースのスポットライトのもとに友人タローの姿を見つけ、声をかけ握手。何はともあれ握手。これが再会したときの僕らの流儀なのだ。

クラブミュージックなんてぜんぜん分からないけれど、タロー(TR)の流す音楽にフロアの一体感が増しているのは僕にも伝わってくる。赤や青の鮮やかな照明に浮かび上がる人々のシルエットは次第に増えてゆき、深夜2時には最高潮。ざっと200人以上はいるだろうか。いったいこの人たちはどこから来るんだろう。

TRと長年活動を共にしているフレンチDJのALEX FROM TOKYOの
「タロー、イン・ザ・ハウス!!」の声に応えるように沸き上がる歓声。今夜のTRのプレイはほんとうに盛り上がっていた。そして次の瞬間、反対側のブースから光があがる。
選手交代だ。新たなDJのプレイがはじまった。どうやら今宵のイベントはTR、ベルリンから招いたドイツ人DJ、それからALEX FROM TOKYOとつながっていく構成のようだ。

クラブ慣れしてない僕らはすでに疲れ果て、店を出てEちゃんの家で飲み直し、始発で帰ることに決めた。最後にDJブースを離れTRからタローに戻った彼をつかまえ再び握手して店を出る。
タクシーに揺られ深夜の六本木の喧噪を眺めながら「クラブとかハウスミュージックとか全く分からん世界だけど、あれだけの人を集めるなんてたいしたもんだ...」そんなことを思った。

ータローは中学の同級生、出会ったときから見たことも聴いたこともない外国のCDを集めていた。そのころの僕が夢中だった音楽といえばチャゲ&飛鳥だった。
大人になってからも互いの人間性は基本的には変わりなく、僕は宮本輝や井上靖など、今の時代には古風ともいえる文学が大好きになり、タローは相変わらず世界中のクラブミュージックに囲まれ暮らしてる。つまるところお互いの世界観がまったく合わない。そんな僕らだが
「かさい」
「かしま」
と出席番号が1番違いだったことで席が並び、以来の仲なのだ。

タクシーの中では同じく同級生の陽一が
「俺もヨーイチ・イン・ザ・ハウス!!って言われてぇ」としきりに言っている。ヨーイチ・イン・ザ・ハウスは不思議とハウスミュージックじゃなくて、陽一が家にいる図しか浮かばん...そう思ったが突っ込むのもめんどくさいので放っておく。

車は外苑西通りを右に曲がり目黒方面へ。今夜は長い夜になりそうだ。乾いた空気に街灯のあかりが蒼白く光っている。

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友人TRのブログ。→http://www.synthesize-inc.com/blog/
彼のイベントに興味ある方ぜひ声をかけてください。いっしょに応援しに行きましょう!

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