令和の青

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2012年12月31日

暮れ色の先に。

暮れ色の先に。

サンタクロースみたいな大きな袋を抱えて走ること2駅分。
部屋には乾燥機がないから、寝具は洗ってコインランドリーへ乾かしに行く。
カブは置いて、走ってゆく。
陽射しの弱い秋から冬にかけての僕のルーティン。

ポケットの中でビートを刻んでいた100円硬貨を3枚乾燥機に入れたら、また30分間走る。
15分知らない方向へとやみくもに走り、15分経ったら同じ道を引き返す。

初めて見るクロネコヤマトの店先では、紺色の作業服に身をつつんだおじいちゃんが、
縦シマシャツを着たおじさんと抱き合い、お互いの背中を叩いている。
「来年もこうできっかな」
「ここから先はお互い1年ずついきましょうや」
なんて言い合って、おじいちゃんがトラックに乗り込む。

知らない町の知らない人々。暮れ色にぼやける町並みの先で、僕がこの1年の間に見てきたものが浮かんでは消える。

ランドリーに戻ると、タオルケットやシーツはすっかり息を吹き返していた。

行きは背中にのしかかっていた冷たい重さが、帰りは嘘のように温かくやわらかい。
僕は再びサンタクロースになって走り出す。
肩越しになんとも言えない良い匂いが伝わってくる。

ーいろいろあったけど今年は本当に良い1年だったなぁ。
帰ったら紅白見つつ、ひさしぶりにブログを書こう...なんて考えてるうち、
アパートが見えて来た。

※すっかりご無沙汰してしまい、すいません。
かなり忙しかったですが、写真のようにとりあえず元気です。
時々のぞいてくれた方、メッセをくれた方、本当にありがとうございます!有り難い限りっす。
書きたいことは山ほどありますが、それは次回以降で...。
2013年もよろしくお願いします。かさいしんぺい

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