2018年05月09日
昔から僕は手先がおっそろしいほど不器用で、裁縫は"なみ縫い"と"玉留め"しかできない。
「あぁ、小学校の家庭科でなにを学んでたんだ」と思い返したとき、ひとりの男の名が浮かんだ。
その彼はモリユウジくんという恐ろしく手先が器用な男で、小学校の家庭科で作るほとんどのものを、僕は彼に製作してもらったと記憶している。
だがそんなズルをしていたのは自分だけではなく、クラスの男子のほとんどは『テーラー・ユウジモリ』の顧客だった。
そのため4年3組男子の作品は、ユニクロ以上の均一縫製で仕上がったナップサックやエプロンが毎回提出されていた。生地の柄以外に違いがなかったから、先生も成績をつけるのに困ったことだろう。
さて話はうん十年後。こうしてモリユウジに甘やかされて育った、家庭科ゆとり世代の僕は、たいへん情けないことにボタンがつけられない。
暑い季節が近づく度に思っているが、今年こそはこのボタンダウンを着たいなぁ。
※おまけの愚痴
しかしボタン付けって、針に糸をぐるぐるまわして、おさえながら抜くという最終フェーズがおそろしくムズいんでしょうか。最後の最後で変な位置にボタンがついて、がっかりするなぁ...
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