2021年05月25日
先日、『けんちゃんのもみの木』の作者、美谷島(みやじま)邦子さんより、『トゥルーブルーム』という立派な薔薇の鉢植えを、お祝いに頂いた。
僕は「ティール・グリーン」で頂いた薔薇の花束を、早々に枯らしてしまって以降、植物には非常にナーバスになっている。
ぜひともこの「だいじっこちゃん」は、元気に育っていく姿を見届けたい。
調べると、日光を多く当ててやるのは、やはり健康な成長には欠かせない要素の1つらしい。
ところが僕の住んでいるアパートは、ベランダがあるにはあるのだが...日中多くの時間、陽に当てようと考えると、フェンスの上しかスペースがない。
最近はゲリラ豪雨など、急な突風が多いから落ちたら大惨事になってしまう...さりとて僕も出社しているときなど、四六時中この子についてはいられない...。
さて、どうしようと真剣に考えたときに、ぱっと浮かんだのが、とあるご近所さまの庭先だ。
僕が住んでいるアパートの目の前、角地にあるそのお宅は、いつも花で溢れている。
もう何年もの間、その家の前を通るたびに、僕は四季折々の情景を楽しませてもらってきたのだ。
そうだ、あの優しそうな奥さまなら「この子も上手に育ててくれるかも(しかも成長のようすを僕も見れる!!)」
そう考えたら、もうかわいいトゥルーブルームちゃんにとって、これ以上の生き方はない気がして、まったく面識がない奥さまに、意を決してお声がけしようと決める。
ちゃんとした服着て、名刺を持って、できるだけ怪しまれないようにお声がけさせて頂いたところ、快く引き受けてくださった。
というわけで昨夜からトゥルーブルームちゃんは、ご近所へとお引越し。
あの子はちゃんと、元気にしてるかな。今日、何度もそう思った。
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