令和の青

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2021年07月13日

宇宙のカケラ

宇宙のカケラ

僕は『SALUS』という東急線沿線で配られているフリーペーパーの大ファンです。

フリーペーパーとは思えないほど、格調高い冊子になっていて、いつも駅におかれる20日前後を楽しみにしています。
(東急線沿線にお出かけの機会がありましたら、ぜひ手にとってみてください)

なかでもこの『SALUS』の巻末に毎号連載されている理論物理学博士の佐治春夫先生という方の『宇宙のカケラ』というエッセイがお気に入りです。

宇宙に関する難解な話を、身近な生活レベルの話を交えて説明しているエッセイで、読んでいると不思議なきもちになります。

完全無料のフリーペーパー掲載ということで、一文だけ紹介をさせてください。

佐治晴夫『宇宙のカケラ』vol58より引用

ー昭和27年(1952年)、高校3年のときに、ただ一度だけ来日した世界的なショパン弾きと絶賛されていたフランスのピアニスト 、A.コルトーの演奏を兄に連れられて聴きに行ったことがあります。まるで波間にたゆたうように揺れるテンポの美しい渦の中に巻き込まれていく心地よさがありました。

後になって、このテンポの"ゆらぎ"を数学的に調べたところ、自然界に存在する根源的な"ゆらぎ"、つまり、星のきらめき、自然風の強弱、安静時の心拍や脳波などの生態情報、さらには絵画の色の濃淡など芸術作品にみられる"ゆらぎ"と同じであることがわかりました。(...つづく)

毎号、このような話が掲載されていて、会社帰りの東急線に揺られて"ゆらぎ"を感じつつ、心は宇宙を旅しています。

もしかしたら、いやきっと、いせさんが描く、色の濃淡にも"ゆらぎ"のリズムが隠されているのかもしれません。

そんな感じですっかり佐治さんファンになっていた折、『SALUS』上に、佐治晴夫先生が企画された、宇宙の話とプラネタリウム、そこにパイプオルガンの演奏が加わったコンサートの宣伝が掲載されていていました。

それがちょうど伊勢さんの誕生日の近くだったものですから、伊勢さんと柳田さんにこのコンサートのチケットをプレゼントしました。

でもやっぱり自分も行きたいな、と思って結局、数列後ろに自分のチケットも取ったのでした(笑)

それが緊急事態宣言で延長されて、リスケジュールされた日が明日なんです。

というわけで、ティール・グリーン以来に柳田さん・いせっちご夫妻と会ってきます。

明日のようすは、また近々レポートさせて頂きますね♪

▼今日はおまけつき

ちなみにこの『SALUS』2021年2月号にて、我らが『ティール・グリーン』店主の種村さんが、「日常に小さなぜいたくを」というテーマで、寝る前に読みたい大人のための絵本を12冊紹介されてます。

お店に行けばその場で読ませて頂けると思いますので、興味がある方はぜひ頼んでみてください〜

僕も紹介されている本の中から1冊、『よるのかえりみち』みやこしあきこ作を購入させて頂きました。

※3枚目のコンサートの宣伝画像はFacebook『佐治晴夫先生』ファンページ様より、4枚目の画像は『ティール・グリーン』様のTwitterアカウントより、それぞれ利用させて頂きました

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